スポーツニッポンの取材を受けた。
オウム真理教についてのインタビューだが、地下鉄サリン事件
のとき、記者が小学4年だったという。
大人になって『ゴー宣』を読んだから、わしのVXガス暗殺未遂
のことを知っているのだ。
『ゴー宣』を読んでない若者は、もうオウム事件のことも、
いかに恐るべき大事件だったかも、知らないだろう。
若者にあっては、事件はすっかり風化し、今はオウムの二分派、
アレフと光の輪、どっちも信者数を増やしているらしい。
事件の渦中は、オウムの幹部である上祐や青山の大ファンと
なった馬鹿ギャルどもが、わしに抗議のハガキや手紙を送って
きて、無茶苦茶だった。
あの馬鹿どもも、今頃は普通に結婚して子育てでもしてるの
だろう。
暗殺される危機のあるわしの真剣さなど、まったく意に介さず、
自分たちの楽しみのためだけに、オウム幹部のファンとなって、
わしに敵意を持っていた馬鹿ども。
今は反省もせずに、どうせ真剣さのかけらもない人生を歩んで
いると思う。
イラク戦争を支持し、わしに牙をむいた連中も同種の馬鹿だ。
今は何の反省もせず、自分の楽しみのためだけに、空疎な
愛国心をふりかざし、安倍政権のミーハー応援団となって、
左翼の反対をやってれば、日本は間違わないと、ただ単純に
思い込んでいる。
いくら間違いが証明されても反省しない、無責任で、真剣さの
かけらもない連中がいる。
人を殺して平然と生きている奴らと同じなのだが。