ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.3.13 10:30

反省しない真剣さのない連中


スポーツニッポンの取材を受けた。

オウム真理教についてのインタビューだが、地下鉄サリン事件

のとき、記者が小学4年だったという。

大人になって『ゴー宣』を読んだから、わしのVXガス暗殺未遂

のことを知っているのだ。

 

『ゴー宣』を読んでない若者は、もうオウム事件のことも、

いかに恐るべき大事件だったかも、知らないだろう。

若者にあっては、事件はすっかり風化し、今はオウムの二分派、

アレフと光の輪、どっちも信者数を増やしているらしい。

 

事件の渦中は、オウムの幹部である上祐や青山の大ファンと

なった馬鹿ギャルどもが、わしに抗議のハガキや手紙を送って

きて、無茶苦茶だった。

あの馬鹿どもも、今頃は普通に結婚して子育てでもしてるの

だろう。                                  

 

暗殺される危機のあるわしの真剣さなど、まったく意に介さず、

自分たちの楽しみのためだけに、オウム幹部のファンとなって、

わしに敵意を持っていた馬鹿ども。

今は反省もせずに、どうせ真剣さのかけらもない人生を歩んで

いると思う。

 

イラク戦争を支持し、わしに牙をむいた連中も同種の馬鹿だ。

今は何の反省もせず、自分の楽しみのためだけに、空疎な

愛国心をふりかざし、安倍政権のミーハー応援団となって、

左翼の反対をやってれば、日本は間違わないと、ただ単純に

思い込んでいる。

 

いくら間違いが証明されても反省しない、無責任で、真剣さの

かけらもない連中がいる。

人を殺して平然と生きている奴らと同じなのだが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

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第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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